訪問看護・訪問入浴重労働で有名?!
訪問看護や訪問入浴には、色々な噂があります。
特に訪問入浴に関しては重労働というイメージが強くあるように思われます。
確かに、暑い夏もあれば寒い冬もありますし、高層マンションのように器材を運搬することが大変なところもあります。
それゆえ、訪問入浴に関しては、時給が1,800円以上(関東)と高時給であることも特徴といえます。
訪問看護となると、土地柄によっては自転車で回れる範囲もあれば、車が必須の場所もあり、車の運転も自分でしなくてはいけない場合と運転手さんがいてくれる場合など、様々な形態があります。
訪問看護や訪問入浴をバイトとして選択する場合、高収入を期待はできるが長く継続して働くのにはむいていないことが多いです。
訪問看護について
訪問看護は、病院や診療所が実施するものと、訪問看護ステーションといって独立した形で存在しています。
医師の指示のもと訪問を行っていくため、医師との連絡方法や医師との信頼関係といったところが鍵になります。
年々、在宅医療に注目し、訪問看護も利用者が増加しています。
介護保険内で受けられる訪問看護とは別に自費で24時間看護をしているところもあります。
訪問看護については、内容も様々ですので、自分にあった働き方を探すことができる仕事です。
訪問看護をしている看護師は、このような人が多いようです。
- 在宅医療に興味のある人
- 自分のペースで仕事をしたい人
- 病院にずっといるのとは違い、車や自転車で移動している時間が気分転換にもなると思える人、
- バイトで入る場合は土日がお休みを希望している人
訪問看護のメリットとデメリット
訪問看護のメリット
訪問看護で移動しながら勤務していると殆ど病院外で働いていることになるので、経過する時間も早く感じるかもしれません。
患者との信頼関係により訪問時間の融通がきいたり、週に数回の勤務、時間も自由に選べるところもあるなど、プライベートにあわせた勤務ができることが最大のメリットでしょう。
訪問看護のデメリット
デメリットとして挙げられるのは、一人で対応する場合は得に判断に迷ってばかりいることができないというプレッシャーでしょうか。
看護技術として最低限必要なのは、バイタルサインの測定と状況判断からはじまり、採血や点滴もできる必要があります。
人工呼吸器や吸引などについても知識があることも強みになります。
介護を中心に看る場合もありますので、安全な移乗から、食事・入浴・清潔についても必要なスキルと言えます。
どんなところに訪問に行くかで、最低限のスキルも変わってくるようです。
訪問看護がある施設とはどんなところ?
訪問看護を併設している施設には色々なところがあります。
大学病院ですと、私立大学の病院が中心です。
関東圏では、埼玉医科大学北里大学獨協医科大学などがあります。
個人の病院ですとリハビリや地域と密着した病院(クリニックを含む)なんかが多くみられます。
病院に併設されていなくとも、ご自宅に近い訪問看護ステーションと連絡をとりあって退院後の支援はどこでも得られます。
勤務体系に関しては、介護保険内で行われている場合は、緊急時を除くと土日はお休みですし、回数や滞在時間も決められています。
週に1~2回、1回30~90分という幅で行われています。
しかし、自費での訪問看護=プライベート看護ですと365日24時間で1回の利用時間の制限もありません。
こんなに色々な形態があるので、時給に関しても結構幅があるようです。
- 平均すると関東圏で1800円以上
- プライベート看護となると2000円以上が殆ど
訪問入浴について
訪問看護から独立して訪問入浴、入浴だけをするために訪問する仕事もあります。
これも介護保険内で行われ、訪問看護との連携のもとあると考えてよいでしょう。
ただ、訪問入浴はそれで独立してあります。
訪問入浴は、介護福祉士2名と看護師1名の3名が1組で一日平均7~9件回るところが多いようです。
こちらも、単発から週固定のパートまで色々な働き方が可能です。
2人の介護福祉士さんは、1人が運転や器材の運搬を担当し、もう一人は衣服の着脱や入浴自体を担当、看護師はバイタルサインの測定と入浴自体や衣服の着脱、記録物の作成、場合によって褥創処置や軟膏処置をする場合も。
役割分担は、はっきりしており、全てを協力しながら利用者が安全安楽に過ごせるように働くといったイメージでよいです。
一日に7~9件となると、1件1件手早く行わなければ時間が足りなくなってしまうなどスピードも要求され、他の色々な働き方の中でも、訪問入浴は重労働といわれています。
時として、食事も時間がないと、車中でとるというような状況にもなることも…。
デメリット部分がやや優勢になりますが、病院など施設の中で一日中過ごすよりも外の空気をすいながら働きたい人や身体を動かすことが好きな人には、適した仕事です。
訪問入浴で必要なスキルは、バイタルサイン測定のほか、褥創処置や軟膏処置ができるとよいのかもしれません。
また訪問入浴のバイトの場合、駅で待ち合わせて車で迎えにきてくれるところもあれば、一度施設に集合してから出発というタイプもあります。
よくある訪問入浴バイトの条件は以下のようなものがあります。
- 時給:¥1800
- 内容:巡回入浴
- 服装:制服(上:貸与/下:持参)
- 時給:¥2,200
- 時間:8:30~17:30
- 内容:巡回入浴
- 服装:制服:ポロシャツ貸与、チノパン持参
訪問看護や訪問入浴体験者の口コミまとめ
訪問看護も訪問入浴も、やっぱり一緒に働くスタッフによってかなり感じ方が変わってくるのかな?というところがあります。
ただ、介護福祉士も看護師もお互いに忙しいので、出来ないことや不安なことはやってくれないのではなくて、きちんと声に出してお願いすることが必要。
そうすれば、衣服の着脱を手伝ってくれないとか、重いものを一緒に持つことが大変ということも少しは解消されるのかもしれません。
やはり、腰痛は誰にでも起こりうる初めの壁。みなさん苦労されているようです。
訪問看護に関しては、特に自費のプライベート看護となると、拘束時間は長くても見守りだけというものから、体格のよい利用者を2人で看る必要があるという場合もあり、同じ時給でも中身には大きな差があることもあります。
また、派遣などではいる場合、必ず研修を受ける必要もあることを知っておきましょう。
緊急時の対応はどうなってるの?
訪問看護や訪問入浴をするとき、病院やクリニックとは違って、医師がすぐ傍にいるわけでないので、万が一、緊急事態になったときにどうすればよいか?不安になります。
ターミナルで在宅療法をされている人も多くいます。
ですから、異常の早期発見ができ、万が一のときは勿論心肺蘇生を試みる。
その時の状況をきちんと客観的観察を行い、医師に報告できるというところが大切になってきます。
殆どないといえますが、絶対ないともいえないところでしょか。
バイトと正職員の違い
バイトと正職員の大きな違いは、福利厚生の部分なのは言うまでもありませんね。
そのほかの部分は、訪問看護の仕事で1番多い訪問看護ステーションを例にみてみましょう。
ひとくちに訪問看護ステーションと言っても、利用している人はさまざまです。
なかには、終末期の利用者もいるので、場合によっては夜間に呼び出しがかかることもあります。
多くの訪問看護ステーションは、このオンコールは正職員が対応します。
夜間の急な呼び出しはちょっと…と考えている方は、正職員は避けた方が無難です。
バイトやパートの場合でも、面接時にこの点はしっかりと聞いておくようにしましょう。
せっかく家庭や子育てと両立しようと思って選んだのに…なんてことになっては何もなりません。
また訪問看護ステーションの規模によっても、勤務体勢が違ってきます。
自分がどんな形で働きたいのかをよく考えて、選ばなければなりません。
- 日勤だけにしたい
- 土日祝日は休みたい
こうした諸条件がある場合は、自分で勤務先を探すよりも看護師求人サイトで探した方が手間が省けます。
こうした看護師求人サイトの場合は、諸条件を提示しておけば良いだけです。
それに見合った求人があったときに、連絡がくるシステムなので、効率良く仕事を探せます。