ツアーナース=付添看護師は、言葉の通り様々な学校行事や旅行に付き添い、健康管理または怪我・病気の対応を行います。
学校行事では、小・中・高の修学旅行・移動教室・自然教室、学校行事以外では、団体旅行などがそうですね。
季節によって差があるものの高齢者向けのツアーや子ども向けの自然教室といった内容が、近年増加傾向にあり、ツアーナースの需要も増えているようです。
健康管理および怪我や病気への対応とは、実際どの程度のものなのか?
各地方の名所を探索しながらのお仕事ではありますが、その楽しい中に何が潜んでいるのかが気になるところです。
基本的に、健康で外出できる体調というのが前提にあります。
しかし、移動する乗り物であったり、食べ物であったり、環境の変化に弱い対象(子ども・高齢者)にとって旅行は、身体や心に大きな負担をかけていると思ったほうがよいでしょう。
ちょっとした体調変化はもちろん、山登りや川遊び・BBQなどでは、思わぬ怪我が発生することも…。
ツアーナースをするにあたっての心構え
経験したことのある方からは、「楽勝だよ」「何もなくて、付いて行っただけだったよ」なんて話を聞く場合もあるかもしれません。
でも、これって結果論ですよね。たまたまその旅が何もなかっただけのこと。
特に修学旅行などの学生の旅行では、養護教諭を含む教職員も同行しています。
自分1人で対処しなくてはならないということは、確かにありません。
しかし、どこまで緊張感をもって参加するかというところでは、やはり、突発的なことにも対応できるという自信をもっていたほうがよいかと思います。
例えばどんなことが起こっているの?
体調不良、つまり、一番多いのが腹部症状のようです。
食べ物によるものや、便通によるもの。
精神面によるもの。なんと虫垂炎だったということも!
次にあるのが乗り物酔い。
近年海外旅行をする修学旅行などもあります。
飛行機内での乗り物酔い(吐き気・頭痛・めまい・貧血など)の対応が大変だったというようなものもあります。
これらに対しては、対症療法による経過観察、持参薬(時には点滴)での対応でほぼ改善されています。
稀ですが、虫垂炎や高度な貧血など、受診が必要な場合もあります。
次に、怪我、転倒による軽症や骨折などの重症例、火傷があげられます。
初期治療(応急処置)についての知識は、必要です。
ホームシック・友人関係内でのトラブルなど、普段学校では保健室やカウンセリング室に相談に行くようなところの代わりの役割を担います。
ツアーナースの体験談
仕方がないので退職しました。転勤先は、初めて行く県で右も左もわからない状態。
最初は日帰りの親子遠足でした。
ただ遠足に同伴した形で終わりました。^^;次に行ったのは、サッカーの合宿です。
日中は、転んですりむいたりした軽傷のケガの手当が主でした。
大きなケガをした子もいなくて、無事に2泊3日を終えました。
ツアーの人数が多い場合は、看護師も複数で行きます。
ほかにも看護師がいるのは、やはり心強いですね。
私は小児科での勤務経験があったので、あまり戸惑いはなかったんですけど
一緒にいった看護師は、大人しか相手にしたことがなくちょっと戸惑っていたこともありました。
もちろん、大人だけのツアーもあります。
子供に慣れていない人は最初は1人ではなく複数の看護師が行くツアーや大人だけのツアーを選んだ方が無難かも知れませんね。
ツアー内容によっては、たくさん歩いたり、小さな山に登ったりすることもあり、意外と体力を使うことも多いです。
最近では、普段からなるべく歩くようにして、体力作りに励んでいます。
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