看護師も結婚をすると、女性の働き方は大きく変わります。
パートタイマーになったり、ご主人の転勤があったり、妊娠・出産があったりなどなど・・・。
今まで通りの働き方ができる訳ではないので、結婚後の女性の働き方って難しいですよね。
これはたとえ一生働くことのできる資格持ちの看護師さんであっても同様の問題です。
そこで、結婚前に看護師で働いていた皆さんは、一体その後どのように働いているのでしょうか？
結婚後や育児中のワークライフバランスや看護師の働き方について知っていきましょう！
結婚後や育児中の看護師の仕事はバイトが人気！その理由を徹底調査
結婚後は忙しい日々が待ち受けています。
仕事が終わったら帰ってご飯を作って、休日は家事をして・・・。
家庭があると夜勤も入れないし、ましてや妊娠や出産はいつ起こるか分からないし。
こうして人生の転機を目の当たりにした時に頭をよぎる言葉が「転職」です。
ところが、結婚した看護師のほとんどが看護師バイト（パート）への転職を選択しているのです。
では、なぜ多くの看護師は看護師バイトを選ぶのでしょうか？
その理由を調査してみました！
結婚・出産後はなぜ看護師バイトが人気？その理由は４つ
なぜ既婚者ナースが看護師バイトを選ぶのか。
それを一言でというと、看護師バイトが働きやすいからです。
では、なぜ働きやすいのか？そこが最も重要ですよね。
その詳しい理由を見ていきましょう。
１）残業や夜勤等なしで働けるので都合が良い
結婚・出産後は自分の都合だけで仕事ができないのが既婚者ナースの辛いところ。
家族のために家事や夕ご飯の支度、育児中は子供のお迎えなども必要になります。
そこで、重要なのは残業や夜勤、オンコールがほとんどなく、職場に縛られない働き方ができること。
ここが看護師バイトを選ぶ最大の理由として挙げられます。
看護師の仕事は残業・夜勤が非常に多い職場です。
正職員をしていると、どうしても残業や夜勤を断るのは難しいですよね。
特に、正職員の場合は夜勤の回数が決められている職場も多いです。
一方、アルバイトであれば残業・夜勤に関しては免除などの優遇処置を受けられる可能性が高いのです。
特に扶養範囲内で働く場合は残業するにも限界がありますよね。
用事や行事ごとが多い既婚者は兼業主婦として働く状態になります。
そのため、病院も配慮してくれるので、既婚者ナースには働きやすい環境なのです。
２）急な休みや退職時でも穴埋めが比較的容易にできる
家庭を持つとなると、急な用事ができることも増えます。
子供の急な発熱や行事ごと、ご主人の転勤など抱えることがたくさんあります。
バイトで働く場合、こういった不測の事態にも対応しやすいのです。
正職員でも有休やシフト交代などは行えます。
しかし、バイトと正職員の違いとして、責任やポジションの違いは非常に大きいのです。
バイトは正職員にくらべて万が一の時に病院側が欠員の穴を埋めやすいと入った特徴があります。
そのため、職場に面倒をかけずに済みやすいのです。
責任がないから適当に仕事をして良いわけではありませんが、重要なポジションなどにつく可能性が低いこと。
比較的仕事の負担も軽く、兼業主婦には精神的にも働きやすい要因の1つとなっていることでしょう。
３）看護師バイトは時給も高く割の良いバイトだから
多くの看護師さんが「看護師」バイトにこだわる理由は看護師バイトの時給が良いからです。
東京都での一般的なバイトの平均時給額が1,000円前後です。
一方、看護師のバイトの時給平均は1,500円前後にまで跳ね上がります。
せっかく資格を持っているのであれば、看護師バイトの方が割が良いですよね。
扶養内におさめたい人や短時間で稼ぎたいと思っている方は看護師のバイトを選ぶ傾向にあります。
４）看護師バイトでも経験が積めるので将来的に再復帰が期待できる
看護師の仕事は、基本的に臨床経験が重視される業界です。
これまで経験したことを活かしながら仕事ができたり、色々な医療の現場を見ることで将来的には強みになります。
看護師の仕事はかなり特殊な専門職なので、一般的には「社会経験」として捉えられにくいというデメリットがあります。
ところが、看護師のバイトであれば、臨床経験を重ねることができるので、再転職にも有利です。
さらに子供が大きくなって正職員として働きたくなったときに職種転換しやすいのです。
看護師は長年人手不足が続いているので、正職員にランクアップできる病院が多いです。
このように、アルバイトで働くことで人生においての看護キャリアを積みながら、将来の働くための準備期間ができるのです。
看護師が結婚・出産・育児をしていても働きやすい職場ランキング
１位 総合病院｜働き方や職員が多くて穴埋めしやすい
総合病院の中でも扶養範囲内のパートやアルバイト、非常勤の看護師が多い職場は既婚者ナースでもとても働きやすいと評判です。
勤務している看護師が多いので、急な休みでも支障をきたしにくいことや、長期連休がとりやすいこと。
シフトがきちんと決まっているのでパートは定時上がりもしやすいなどが人気の理由です。
また、パートの場合は勉強会などの参加は不要としてくれる病院もあります。
大きな病院の良い所取りをしやすいのは看護師バイトの良い所と言えるかも知れません。
逆に、ガッツリ働きたい！となったときも対応しやすいのが総合病院です。
正職員への転換もききやすいですし、院内保育を行っているところも多いです。
長い目で見て働きやすい職場でもあるのです。
人の入れ替えも激しいので、転勤が多い方でも働きやすい環境でもあります。
看護師が多いことで短時間パートが入りやすいのが嬉しいところですね。
２位 外来｜定時上がりが多い
外来は受付時間が決まっているので、基本的に定時であがりやすいのが特徴です。
また、急患などの受け付けでなければ急を要する患者は来院しません。
看護師の間でも「外来は良いよね～」なんて声を耳にすることが多いですね。
外来勤務は、体力的にも疲労が少ないので、働きやすい所が魅力的。
ただし、人気のある働き方なので募集が少ないことも。
求人を見つけたらすぐに連絡を入れましょう！
３位 クリニック｜休みが取れる＆パート勤務の募集が多い
クリニックは、開院時間が決まっているので残業が少ないのがメリットです。
大きな病院のように24時間対応や病棟がないことで、日・祝日休みができるなども嬉しいですね。
クリニックによっては、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休がしっかりとれることも。
また、既婚者パートが多いのでママさんナースへの理解があるところも多いです。
ママさんナースが多いと入園式や参観日などの平日イベントの休暇の許可も得やすく、働きやすさが増します。
比較的まったりしている病院が多いのもクリニックの人気の理由でしょう。
兼業主婦として長期的に働くには、体力的にも良いといったママナースの意見が多いです。
４位 療養型の病院｜比較的まったりで残業が少ない
療養型や療養棟の職場は基本まったりした職場が多いことから、体力的に無理がありません。
急に体調が悪くなる患者も少ないので、残業が少ないこともあり、働きやすいと言われています。
療養型は給与はや受給は低いものの、長期で働きやすい部署です。
年配看護師やベテランさんが配属されている病院も多いため、いくつになっても働きやすいのがよく分かります。
同様の理由で、リハビリテーション病院なども人気ですよ。
５位 特養老などの福祉施設｜緊急性が低い職場で働きやすい
福祉施設は、看護師の職場としてはめずらしいかもしれませんが、実はすごくママナースに人気の職場です。
その理由として、病院とくらべて緊急性がないので忙しくないこと。
オンコールもなく、残業も少ないのです。
そのため、病院よりもまったりと仕事ができる環境です。
看護師以外にも介護士や作業療法士などの職種の人も多いので、職場環境が全く違います。
サービス業に近くなるので、社会的な経験を身につけられる職場です。
病院はあまり合わなかったな・・・と感じる方はぜひ福祉施設をオススメします。
このように、結婚して家庭を持つと家事や育児、出産などの仕事やイベントが増え、人生の転機が訪れます。
今まで通りの働き方が簡単にはできなくなってしまいます。
そうなったときに、看護師のアルバイトやパート、非常勤が候補として挙がってくるときが必ず来るでしょう。
上手に兼業主婦として働くのであれば、職場を見極めなければなりません。
とはいえ、職場を見極めるのはとても難しいですし、家事や育児に忙しい兼業主婦にはそんな暇はありません。
まとめ
しかし、最近は転職サービスの普及とサポートにより、働きやすい職場を容易に見つけることができます。
ぜひ転職サービスを利用して、ライフスタイルにあった転職を成功させましょう！
仕事と家庭の両立の秘訣は転職サービス選びにアリですよ！
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